ウクライナ全土でロシアの無人機攻撃、キーウ州では1名負傷

ウクライナの首都キーウの周辺地域であるキーウ州では、15日の夜から16日にかけて、ロシア軍によるドローン攻撃が行われました。この攻撃により、1名が負傷し、住宅5棟が被害を受けました。しかし、州の知事であるクラフチェンコ氏によると、この攻撃で重要なインフラ施設に損害は出なかったとのことです。

ウクライナ軍はこの事態に対応して、中央部、北部、そして南部から飛来した合計56機のロシアの無人機に対して防空システムを活用し、そのうち53機のドローンを成功裏に撃墜しました。特にキーウへ向かっていたドローンは約20機近くあったとされ、これらも含めて大部分が空中で破壊されたと報告しています。

この一連の防衛行動は、ウクライナの防空体制が一定の効果を発揮したことを示しており、都市への直接的な被害を最小限に抑えることに成功しました。ただし、依然としてドローン攻撃による脅威は続いており、市民生活への影響や心理的な負担は計り知れません。