坂本哲志農相は、9月17日の閣議後の記者会見で、コメの卸売業者に対してコメの流通をスムーズにするように二度にわたって要請を行ったことについて、その成果を語りました。彼によると、要請後、週を追うごとにスーパーマーケットなどの店頭にコメが並ぶようになり、コメが品薄であるという感覚が和らいできたと述べました。
この品薄状態については、原因を詳しく調べるために、10月下旬に農林水産省が会議を開催する予定です。この会議では、新米が市場に出回る前の、いわゆる端境期におけるコメの需給動向を検証することになっています。この検証を通じて、なぜ今回コメが不足したのかを分析し、来年以降の同じ時期に同じ問題が起こらないように改善策を探るとのことです。
コメの品薄問題に対応して、農林水産省はまず8月27日にコメの流通を促すための要請を行いました。しかし、その後の状況もあまり改善されなかったため、9月6日にはさらに強く協力を求める二度目の通知を出しました。