NY株が連日で最高値更新!米景気への期待高まり38ドル急騰

NY株が連日で最高値更新!米景気への期待高まり38ドル急騰

2024年9月20日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が前日から続けて上昇し、終値で38.17ドル高の42,063.36ドルという高値で取引を終了しました。これで、ダウ平均は2日連続で過去最高の終値を更新することとなりました。この日の市場は、アメリカ経済が今後も成長を続けるという期待感から、投資家たちの間で買い注文が多く出されました。

この背景には、米国の金融政策が利下げの段階に入ったことがあります。利下げにより、インフレを抑えつつも経済の後退を防ぐ、いわゆる「ソフトランディング」が実現できるのではないかという期待が投資家たちの間に広がっています。もちろん、取引の途中では一部の投資家が利益を確定するために売り注文を出す場面もありましたが、全体としては上昇基調が保たれました。

一方、ハイテク企業の株価を反映するナスダック総合指数は、この日は下落に転じ、65.66ポイント下落して17,948.32で終わりました。

個別の銘柄を見てみると、スポーツ用品の大手ナイキや半導体製造のインテルは投資家から好感され、株価が上昇しました。反対に、建設機械メーカーのキャタピラーは売られ、株価が下落する結果となりました。

この日の市場全体の動きからは、投資家がアメリカ経済の明るい見通しを信じている様子が伺えますが、セクターによっては明暗が分かれるなど、投資家たちの選択眼が試される展開も見受けられました。