東京電力、装置の異常はカメラだと発表

東京電力、装置の異常はカメラだと発表

福島第1原子力発電所の2号機において、溶け落ちた核燃料、いわゆるデブリを取り除く作業が進められていましたが、そこで使用されていた装置に問題が発生しました。この装置は先端にカメラが取り付けられており、作業員が離れた場所からでも操作できるように、映像を遠隔操作室のモニターに送る設計になっていました。しかし、17日に東京電力から発表された内容によると、このカメラに何らかの異常が生じ、肝心の映像がモニターに映し出されなくなってしまったことが明らかになりました。この事態を受けて、東京電力は現在、何が原因でこのような異常が起きたのかを詳しく調査している最中です。このような装置のトラブルは、デブリの取り出し作業に遅れをもたらすだけでなく、原子力発電所の廃炉作業全体の難しさを改めて浮き彫りにしています。