ダイハツが171万台のリコールを発表: タントやライズを含む15車種で座席固定不具合のおそれ

ダイハツが171万台のリコールを発表: タントやライズを含む15車種で座席固定不具合のおそれ

ダイハツ工業が、大変な事態に直面しています。2024年9月20日、ダイハツは「タント」などの人気車種を含む15車種、合計で171万台もの車両について、リコールを国土交通省に届け出ました。リコールの理由は、車の座席を車体に固定する方法に問題があったためです。これは、ダイハツが自社で製造し、さらにトヨタへOEM供給している「ライズ」にも影響を及ぼしています。

具体的には、運転席や助手席を固定しているボルトの締め付けが不適切だったことが問題となっています。この不具合により、走行中の車の振動でボルトが緩む可能性があり、最悪のケースでは座席が動いてしまい、万が一の事故の際に乗員を保護する性能が十分に発揮されない恐れがあるとのことです。

ただし、幸いなことに、現時点ではこの不具合に起因する事故の報告はされていません。ダイハツはこの問題について、ユーザーに対して無償修理を提供することで対応する予定です。このリコールは、ユーザーの安全を確保するための措置であり、ダイハツは問題の車種を使用しているユーザーに向けて、早急にこの問題を解決するための修理を進めていくとしています。