大谷翔平、ポストシーズン初本塁打で雄叫び!2安打3打点の活躍でドジャース先勝『凄く興奮』

大谷翔平、ポストシーズン初本塁打で雄叫び!2安打3打点の活躍でドジャース先勝『凄く興奮』

【MLB】ドジャース 7ー5 パドレス(日本時間10月6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で出場した。この試合で大谷は、2回にポストシーズン初となる同点3ランホームランを放つなど、5打数2安打3打点の大活躍を見せ、チームの逆転勝利に大きく貢献。試合後のインタビューでは「試合の雰囲気が本当に熱気に満ちていて、とても楽しいゲームでした」と振り返り、笑顔を見せた。

 試合は序盤、ドジャースが3点を追いかける展開でしたが、大谷が2回にその流れを変えた。2アウト一、二塁の場面で、大谷はパドレスの先発投手シーズのフォーシームを捉え、打球は瞬く間に右翼席に飛び込んだ。打球速度は111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離は372フィート(約113.4メートル)、角度は25度という豪快な一発。このホームランは、大谷にとってポストシーズン初本塁打であり、プレーオフ初戦で本塁打を打った日本人選手としても史上初となる快挙である。さらに、日本選手のポストシーズン本塁打としては2012年のイチロー(ヤンキース)以来、12年ぶり7人目という記録も残した。

 インタビューで大谷は、「相手は素晴らしい投手で、失投もほとんどないタイプ。難しい球だったけど、良い形で打ててラッキーでした」と喜びを語った。ホームランを打った瞬間にバットを放り投げて雄叫びをあげたことについても、「相手がトップクラスの投手だったこともあって、特に嬉しかったです」と試合を振り返った。

 大谷の活躍はこれだけにとどまらない。2点を追う4回1アウト一、二塁の場面では、バットを折られながらもセンター前にヒットを放ち、この一打が逆転劇を生むきっかけとなる。チームメイトのテオスカー・ヘルナンデスが続いて2点タイムリーを放ち、ドジャースは試合の流れを完全に手にした。

 試合序盤、大谷は1回の先頭打者として登場したが、左飛に倒れた。また、6回の先頭打者としての打席と、8回の1アウト二塁の場面でも三振に終わったが、2回の同点3ランと4回のタイムリーヒットで十分にチームを支えた。

 この試合で先発した山本由伸投手は、3回までに5失点を許してしまったが、チームはその後の逆転劇で勝利を収めた。大谷は山本投手について「初戦ということで緊張もあったと思いますし、本人も悔しいと思っているでしょうが、次の試合で切り替えて頑張ってくれると思います。素晴らしいチーム相手に初戦を取れたことは、本当に大きな意味があると思います」とコメントし、チーム全体に手応えを感じている様子だった。

 次戦は日本時間7日に行われ、ドジャースはパドレスのエースであるダルビッシュ有投手と対戦。大谷は次戦に向けて「自分の良い打席を作ることができれば、それが良い結果に繋がると思います。存分に楽しみたいです」と静かに闘志を燃やした。


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