自民党本部に火炎瓶のようなものを投げ込む　逮捕された男が催涙スプレーも使用か

　19日、東京の自民党本部と首相官邸前で起きた事件について、詳しく解説します。この事件では、臼田敦伸容疑者という男が、自民党本部に火炎瓶のようなものを投げ込んだり、首相官邸前で発煙筒のようなものを投げつけたりしたとして逮捕されました。

　事件当日、臼田容疑者はまず自民党本部に現れ、そこで火炎瓶のようなものを5回ほど投げ込んだとみられています。そして、さらに調査が進む中で、彼が自民党本部前で催涙スプレーのようなものをまいていたことも明らかになりました。この催涙スプレーにより、警備にあたっていた警察官3人がのどの痛みを訴えました。

　その後、臼田容疑者は首相官邸前に移動し、軽自動車で防護柵に突っ込みました。その際、警察官に向けて発煙筒のようなものを投げつけたとされています。臼田容疑者はガスマスクと防護服を身に着けており、かなり準備をして犯行に及んだと考えられますが、逮捕された後も取り調べに対しては一切口を開かず、黙秘を続けています。