吉本興業は10月7日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」のメンバー、斉藤慎二との契約を解除したことを発表した。斉藤は、警視庁により不同意性交などの疑いで書類送検されており、吉本興業はこの報道を受けて契約解除に至ったとしている。
事件の詳細によると、斉藤は今年7月、都内で行われたテレビ番組の収録中に使用されていたロケバスの中で、20代の女性に対して性的暴行を行ったとされ、これにより疑いを持たれているとのこと。吉本興業は、9月20日に斉藤の活動休止を公式サイトで発表。その際には、斉藤が8月から入院していたことや、活動休止の申し入れがあったことも伝えられた。
10月7日、吉本興業は公式サイトを通じて、「ジャングルポケットの斉藤慎二について、本日付でマネジメント契約を解除いたしました」と発表。また、書類送検が行われたことを受け、「まずは被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表した。
契約解除の経緯について、吉本興業は「これまで、斉藤の重大な契約違反の疑いについて、弁護士の助言を受けながら慎重に事実確認を行い、関係者との協議を重ねてきたが、最終的には斉藤とも話し合いを行い、マネジメント契約を解除することに決定しました」と説明している。
さらに、吉本興業は「所属タレントに対しては、研修を通じて行動憲章の遵守や、現代の価値観に合った意識の重要性を教育してきましたが、このような事態に至ってしまったことを非常に遺憾に思い、重く受け止めています。何よりも、被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と述べ、全社員やタレントに対しても改めて行動憲章の徹底を求めると表明した。
最後に、斉藤の活動休止に伴い多大な迷惑をかけた関係者やファンに対しても、「心からお詫び申し上げます」と締めくくっている。
なお、斉藤は9月末にレギュラー出演していた日本テレビ系「ZIP!」やテレビ東京系「ウイニング競馬」などの番組から降板しており、トリオの公式プロフィールからも出演ライブの情報が削除されている。
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