パキスタン国際空港近くで爆発発生:中国人標的に過激派組織が犯行声明、3人死亡

パキスタン国際空港近くで爆発発生:中国人標的に過激派組織が犯行声明、3人死亡

 パキスタン南部に位置する大都市カラチで、国際空港の近くにある場所で大きな爆発が発生。この爆発により、少なくとも3人が死亡し、さらに17人が負傷したという報告が出ている。現地のニュースによると、負傷者の中には外国人も含まれているとのこと。

 この事件について、パキスタンの南西部にあるバルチスタンという地域の独立を目指して活動している過激派組織「バルチスタン解放軍」が犯行声明を出した。彼らは、この爆発が中国人を狙ったものだと発表している。

 バルチスタン解放軍は以前から、パキスタン政府や軍関係者を「侵略者」として攻撃してきた。特に、中国が関わる港湾の開発プロジェクトに従事している中国人や、他の州から来た労働者たちも標的に。この組織は、自分たちの地域の独立を求めるために、さまざまな手段で攻撃を繰り返している。

 さらに、今年の4月には、バルチスタン解放軍が日本人の駐在員を標的とした自爆テロを行った疑いもある。

 こうした一連の攻撃は、パキスタン国内での安全保障問題を深刻化させており、特に外国人を狙った事件が増加している状況である。


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