ボーイング、世界で1.7万人削減発表 777X納入遅延とストライキが深刻な影響

ボーイング、世界で1.7万人削減発表 777X納入遅延とストライキが深刻な影響

 アメリカの航空機大手、ボーイング社の最高経営責任者(CEO)であるケリー・オートバーグ氏は、10月11日に大きな発表をしました。彼は、全世界にいる従業員の約10%に当たる1万7000人を削減すると決めたのです。この大規模な人員削減の背景には、すでに1ヶ月以上続いているストライキの影響があります。このストライキのせいで、ボーイングが製造している「737MAX」や「767」、「777」といった人気のある飛行機の生産が完全にストップしてしまい、会社の財政状況にも大きなダメージが出ています。

 さらに、ボーイングは新しい大型飛行機「777X」の初めての納入を1年遅らせると発表しました。この決定も、今後の会社の計画に影響を与えることになりそうです。また、防衛関連の事業においても大きな損失が予想されており、ボーイング社は厳しい財務状況に直面していることが分かります。

 こうした厳しい状況が続く中、ボーイングがどのようにして立ち直るかが今後の注目ポイントとなるでしょう。


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