トランプ氏、イラン核施設攻撃を主張　バイデン氏の反対姿勢を批判

　トランプ前米大統領は、ノースカロライナ州で行われた集会で、イスラエルがイランに対して行うべき報復について発言しました。彼は、イランの核施設を攻撃するべきだと述べ、バイデン大統領がこの攻撃に反対していることを批判しました。トランプ氏は、イランの核施設を「われわれにとって最大のリスク」と考えており、バイデン氏は「まずは核施設を攻撃し、その後で他の問題を考えるべきだった」と語りました。

　一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、イランから大規模な弾道ミサイル攻撃を受けたことを受けて、報復の意向を示しています。報復の対象としては、イランの核施設や石油施設が考えられています。バイデン大統領は2日に、記者から核施設への攻撃を支持するか問われ、「答えはノーだ」と明確に述べました。ただし、イスラエルが行う反撃自体は容認しています。

　さらに、バイデン氏は4日にホワイトハウスで記者会見を行い、イランの石油施設への攻撃についても否定的な見解を示しました。「私なら、油田を攻撃する以外の選択肢を検討するだろう」と発言し、イスラエルがすぐに決断を下すことはないだろうと述べ、今後の対応を慎重に見守る意向であることを明らかにしました。